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art/music/archtecture

好きな建築の変化

今の事務所で働きだしてから三年。学生のころでは考えられなかったぐらい、たくさんの建築現場の知識を日々吸収しています。実際に現場を見ることはあまりないのですが、試行錯誤している設計図に何百と触れてみて、建築っていうのは大変な分、とてもわくわくするものだと日々実感しています。

しかし、学生のころと、ずいぶんと建築の好みが変わったなあと驚くことが多々あります。そりゃあ、学生のころは飲めなかったブラックコーヒーやビールがおいしいと思うようになったのだから、好みも変化するよね…

 

昔は、近未来っぽい無駄のない、無機質なデザインが好きでした。三大巨匠で言うなら、間違いなくミースファンデルローエ。

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これはミースの代表作、ファンズワース邸。「LESS IS MORE」と提唱したミースらしい!ファンズワースさんに「スケスケすぎる!」と裁判まで起こされたそうですが…(笑)シンプルな鉄骨造は、学生時代図面を見てびっくりしたものです。

日本人なら、青木淳さんがとっても好きでした。

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渋谷から原宿へ抜ける道にある、SIAビル。ケーキみたいなキュートな外観を成り立たせているのは、塗装技術のたまもの!(こういう外装だと、だいたいサッシから汚れが液だれしちゃうんですけどね…)近くによるとわかりますが、額縁がほぼないのです。本当にかわいい。

 

仕事は、建築のお金を管理するお仕事。いざ図面と向き合うと、材質の高さが建築の質に直接結びついてくる事を痛感しています。そうなると、高い部材(石・タイル…)を使って、考え抜かれた建築っていうのは、本当にかっこいい。

高い部材を使い、考え抜かれた建築といえば、もちろんフランクロイドライト!わたしは今はライトの建築が本当に好き。

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グッゲンハイム(NYにある、バームクーヘンみたいな、白いすり鉢状の美術館!)が一番有名なんだと思うけど、私はやっぱり落水荘推し!キャンチレバー(片持ち梁)で構成されてて、無駄もなく、石材を余すところなくふんだんに使っているのは、本当にかっこいい。ライト本人も、葉巻をこよなく愛し、ダンディで女性にモテモテの色男だしね^^(笑)学生のころは、教授がこぞってライト好きなのがなぜかわからなかったんだけど、今ならすごくよくわかる。

日本人なら、吉村順三さんがとっても好きになりました。

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これは軽井沢の山荘。景色になじむように、一階のRC部分は杉本実(型枠を使いまわしの構造用木材でなく、木目のきれいな型枠で組み、あえて木目を残している(本当ならコテで平らにします。RCで有名な安藤忠雄さんの建築などは杉本実はあまり使っていないね)。職人技なので、とっても単価が高いです)二階のアプローチから間取りから、すべてミリ単位で設計されているという吉村先生の建築は、ほっとするというか、見ていて和やかな気持ちになります。そんな建築って素敵だよな、そんな家に住みたいな。

 

はあ、好きな建築についていっぱいかけたので胸いっぱい。日々の嫌なことも忘れるね!まだまだ語り足りないので、また時間見つけてかこうーっと!^^